Life Science

世界をリードするバイオサイエンス
フローサイトメトリーシステムおよび試薬
1973年、蛍光標識抗体や蛍光物質でラベルされた細胞を検出することのできるレーザービームを搭載した、革新的な自動細胞解析分離装置、Fluorescence Activated Cell Sorter(FACS)は、世界で初めてBDによって商品化されました。日本では、1980年代に、FACSCan™セルアナライザーが発売されるや、そのコンパクトさと機能の高さで、日本中の多くの研究者の間で注目を集め、フローサイトメトリー業界のリーダーとしての地位を確立しました。1994年、自社販売の開始後も、革新的なフローサイトメトリーシステムやモノクローナル抗体試薬、アプリケーションを市場に送り出し、今日に至るまで日本および世界の最先端の研究を支えてきました。

細胞・組織培養用器材
細胞・組織培養分野の歴史は、1959年のBDによるFalconプラスチック社の買収に始まります。そして、細胞外基質マトリックスのコーティングを施したBD BioCoat™ブランド製品を拡充しました。
日本においては、1970年代、日本支社の創立直後から、BD Falcon™製品を取り扱い始め、多くのお客様からその品質を評価していただき、今では、創薬・癌研究・再生医療などの分野で広く利用されています。
日本ではiPS細胞の発見など、世界をリードする研究が進んでいます。BDは今後とも、研究者の皆様にお役に立てるツールや情報をお届けし、さらなる研究の進歩に貢献し続けます。

最先端の研究を支援BD FACS™シリーズ

1970年代初頭、米国のスタンフォード大学のL. Herzenberg教授によって、革新的な自動細胞解析分離装置、Fluorescence Activated Cell Sorter(FACS)が開発されました。その初号機となるFACS I は、20世紀の科学の進歩に貢献したテクノロジーの一つとして、米国スミソニアン博物館に人工衛星と並んで展示されたことでも有名です。
日本においての第1号機は、1970年代後半、当時の藤沢薬品工業株式会社を販売元として発売されたFACS IVでした。その後、後継機種となるBD FACStar™ 自動細胞解析装置や、3カラーのフロ−サイトメトリーシステム、FACScan™自動細胞解析装置が導入されると、フローサイトメーターの普及は一段と加速され、免疫学、血液内科、細胞生物学などの研究室に次々と設置されました。
研究者の方たちにとって、この斬新で高価な機器により得られる発見やデータは、まったく未知の扉を開く貴重なものでした。販売元の藤沢薬品工業と連携して、「FACS ユーザー会」を結成し、フローサイトメトリー法による様々な研究結果の発表会が行われるようになりました。
1994年、藤沢薬品工業からの業務移管後、日本BDは、Apple社製マッキントッシュコンピュータを搭載したBD FACSCalibur™など革新的なフローサイトメトリーシステムを市場に送り出しました。アプリケーションも充実し、BD FastImmune™ シリーズによる、細胞内サイトカインの測定、BD ProCount™キットによる幹細胞の測定など、画期的な製品も次々と発売され、大きな反響を呼びました。
このような中、フローサイトメーターの需要は急激に伸びていきました。日本BDは、「FACS New Technology Seminar」を毎年開催し、海外からも最先端の研究者や、国内のトップクラスの先生をお招きして、新しいアプリケーションの応用やマルチカラーアッセイの技術について活発な活動を展開してきました。日本からも、新たなサイトカインの発見、免疫機構の解明、免疫担当細胞の機能の解明や造血幹細胞の同定など、世界をリードする報告が次々に出されています。基礎研究以外にも、医療機器として検査室・検査センターにおいて、白血病細胞の解析など、今日の血液検査に不可欠な機器となっています。
現在、BD FACSAria™ III セルソーターやBD Influx™ セルソーターなど、再生医療や細胞治療を目指したハイエンドマシンも登場し、研究および臨床研究市場のマーケットリーダーとしての地位を確立すると同時に、次世代の研究の発展を支えています。

モノクローナル抗体試薬のパイオニア
BD Leu™シリーズ、BD Pharmingen™シリーズ

マルチカラーアッセイなど多様な研究のニーズを支える 豊富なモノクローナル
マルチカラーアッセイなど多様な研究のニーズを支える
豊富なモノクローナル抗体試薬のラインナップ
1980年代前半には、BD FACS™シリーズの商品化に続いて、BD FACS™フローサイトメーターを利用したアプリケーションに必要となる、ヒト・マウス白血球に反応する蛍光標識モノクローナル抗体試薬、BD Leuシリーズを商品化しました。CDで番号付けされたモノクローナル抗体は年々急激に増加していきました。BDは抗体の蛍光標識として汎用蛍光色素であったFITCの他、その当時発見された海藻由来の蛍光タンパク質であるフィコエリスリン(PE)という蛍光色素をいち早く抗体標識に採用しました。さらにFITCとPE のそれぞれの蛍光色素を標識した2種類の抗体によるカクテル試薬、サイマルテストを商品化しました。以降、PEにTexas Red®を結合させた初のタンデム色素DuoChromeを開発、製品化するなど、BDはフローサイトメーター用のモノクローナル抗体試薬のパイオニアとして、多種類の蛍光標識抗体、カクテル抗体、キット製品を提供し続けています。
BDは当初、ヒトモノクローナル抗体製品を中心に販売していましたが、1990年代後半にPharMingen社、Transduction Laborantry社を買収してからは、数1,000種類にものぼる研究用のマウスモノクローナル抗体製品がラインナップに加わりました。これにより、フローサイトメーター用の他、ELISA、ウェスタンブロット、免疫組織化学染色、バイオイメージングと測定法も増え、アプリケーションについても細胞生物学、癌、アポトーシス、シグナル伝達、免疫学、神経科学などの研究分野に大きく広がりました。
今日では、研究者の皆様の新時代を見据えた先進的なニーズにお応えするため、10色以上のマルチカラー蛍光標識抗体製品や様々な研究試薬、そして研究者自身によりデザインされた試薬やプロトコールなどを取り入れたカスタマイズ製品を共同で開発し、ご提供しています。

研究の基礎を支えるラボウェア製品
BD Falcon™シリーズ

BD BioCoat マトリゲル インベージョンチャンバー:癌細胞が メンブレンの穴を覆っているマトリゲルを消化して移動中の写真
BD BioCoat マトリゲル インベージョンチャンバー:
癌細胞が メンブレンの穴を覆っているマトリゲルを
消化して移動中
細胞・組織培養分野の歴史は、1959年のBDによるFalconプラスチック社の買収に始まります。当時Falcon社は、微生物用のディスポーザブル プラスチック研究用器材のパイオニアでした。BDはその技術をもとに、細胞・組織培養のためのプラスチック製品を新たに開発しました。また、1960年代より細胞培養用の成長因子技術で優れた技術を持っていたCBP社を、1991年にBDが買収。細胞外基質マトリックスのコーティングを施したBD BioCoat™製品の継続開発が、2社の最初の共同事業となりました。この製品は、生体外のプラスチック上で行う細胞培養の環境を、細胞外基質によって生体内の環境に近づけることで、細胞培養の可能性を大きく広げることに貢献しました。
日本においては、1970年代、日本支社の創立直後よりBD Falcon™製品を取り扱い、多くのお客様からその品質の高さにご支持をいただいています。さらに、BD Falcon™製品とBD マトリゲル™マトリックスなどの試薬を組み合わせることで、様々な細胞の培養や実験系に適したBD BioCoat™製品を提供し、研究の可能性を大きく広げています。
今後も創薬、癌研究、再生医療などの分野で、世界中の研究者の方々への貢献を目指します。