薬物動態研究用試薬(BD Gentest) FAQ
BD Supersomes - 特定薬物代謝酵素遺伝子をバキュロウイルス/昆虫細胞系に組換え発現させ、細胞膜画分(ミクロゾーム)として製品 - について
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BD Supersomes の各製品で品名表示している酵素遺伝子の正確な配列が使用されていることはどのようにして確認しているのですか?
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BDでは以下の4点につき全て100%同一であることを確認しています。
- cDNA購入時、業者から提供されるDNA配列が公表されているDNA配列と100%同一であることを確認します。
- cDNAのシーケンシングを行い、公表されているDNA配列と100%同一であることを確認します。
- cDNAからPCRで遺伝子を増幅し中間ベクターに挿入します。その後シーケンシングを行い、公表されているDNA配列と100%同一であることを確認します。
- 遺伝子を中間ベクターから切り出し、発現ベクターに挿入します。その後シーケンシングを行い、公表されているDNA配列と100%同一であることを確認します。
ヒト組織画分について
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肝組織画分はどのように保存すべきですか? そしてその条件でどの程度の期間安定ですか?
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肝ミクロゾーム、S9、サイトゾールは -80℃フリーザーで保存してください。BDバイオサイエンスで行った検討によると肝ミクロゾームは適正に -80℃保存した場合、少なくとも10年間P450活性の低下は見られませんでした。
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ミクロゾームは使用時にどのようにして解凍すればいいのですか? 一度解凍したミクロゾームを再凍結して活性低下はありますか?
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凍結ミクロゾームは室温放置でも37℃温浴でも解凍できます。しかし重要なことは、ミクロゾームが解凍したらすぐに氷水中に保持してミクロゾームに含まれるP450その他の酵素(例えばFMO類は特に温度不安定であることが知られています)の失活を0.5mLの完全に凍ったバイアルを37℃温浴で融かすには2-4分かかります。
解凍したミクロゾームは使用まで氷水中に保持してください。そうしておけば数時間は酵素活性のロスはないことが分かっています。
解凍して氷水中に保持していた肝ミクロゾームを-80℃にて再凍結した場合、活性の低下はありません。ただし一度37℃ないし室温でインキュベートしたミクロゾームを再凍結して保存することはしないでください。
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ミクロゾームを反応系と混ぜるにはどのようにしたらいいですか? またその時どんなバッファーを使えばいいですか?
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ミクロゾームは氷水中に保存しておき、その間に反応系の他の成分を混合して、最後にミクロゾーム添加により反応開始するやり方をBDは推奨します。この方法だと、反応系の他の成分を37℃にしておいたところへ氷水中のミクロゾームを一定量とって加えるので、ミクロゾームの失活可能性が最も小さいからです。
反応系にミクロゾームを加える直前には氷水中のミクロゾームをよく混ぜた上で(ピペッターで何回か吸排するかボルテックスで2-10秒混合して)ピペットで分取してください。
反応系にミクロゾームを加えた直後にも容器のフタをして転倒混和するかボルテックスにより混合してください。この操作によりミクロゾームが失活することはありません。
ミクロゾームは様々なバッファーで(ただの水でさえ)希釈することができます。BD Gentest のミクロゾームは 0.25 M sucrose 溶液にて提供していますが、これは希釈時の
ことを想定しているからです。よく使われているのは 0.5 M リン酸バッファー (pH 7.4) (BD cat. 451201) を希釈して 0.1 M としたもの、又は 0.5 M Trisバッファー(pH 7.5)
(Cat. 451202) を希釈して 0.1 M としたものです。
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BD Gentest のヒト組織画分はバイオハザード因子について試験を行っていますか? BDはヒト組織試薬のバイオハザード面に関して何らかの注意を行っていますか?
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全てのヒト組織由来試薬は潜在的にバイオハザードなものであると言えます。それらは一般的な注意の下で- すなわち何らかの疾患因子を伝播する能力を有する物質として取り扱われるべきです。BD Gentest のヒト組織画分の原料組織は全て FDA-認可試験により HIV-1/HIV-2, HTLV-1/HTLV-2, HBV, HCV, CMV に関してネガティブと判定されたものです。しかしながら、現在までに知られているいかなる試験もヒト由来検体が何も感染性因子を伝播しないことを保証することはできません。これらの試薬を扱い廃棄する際はCDCとFDAの勧告およびOSHA blood borne pathogen recommendation の注意にしたがってください。
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BDはヒト試薬のドナー情報を提供していますか? もし提供しているなら、どんな情報ですか?
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はい、ヒト試薬は製品添付のバッチ・データシートにドナー情報を記載しています。ドナーの性別、年齢、人種、死因、生活習慣、医学的履歴、薬歴などです。
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プール肝ミクロゾームを調製する際には何人のドナーから作るのですか? またそれはそのようにデザインされているのですか?
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元々BD Gentest から供給していたのは Cat.452161 のプールドヒト肝ミクロゾームでロットにより差異はありますが、20-30ドナー分をプールしたものです。452161を調製する際にはそれを構成する個別肝ミクロゾームの主要CYP活性を測定済みで、それらを元にプール品の主要CYP5分子種活性が平均的な特定の値になるように調整して混合しています。この平均的な値とは BD Gentest が過去十数年蓄積してきた 300を超える個別ヒト肝ミクゾームCYP活性データベースから設定した値で、ヒト集団における平均的なCYP活性を代表していると考えられます。
(このデータベースについては Poster : HLM Data Base ISSX US 2009 で公開しています)
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BDはプールドヒト肝ミクロゾーム活性のロット間一貫性をどのように保証していますか?
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Cat. 452161、20ドナープール品に関してはロット間の一貫性は上に説明したように平均活性値をデザインして混合する方法により保証しています。また Cat. 452117, BDウルトラプール150ドナー品と cat. 452156, 50ドナープール品については大きなプールサイズで混ぜることによる平均化により異なるロット間での近似(平均化)を得ています。またプールを構成する個別肝ミクロゾームに関しては事前に分光学的試験を行っていて、高いP420ピークが見られるもの - これはP450の分解を示唆します - は使用していません。
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BDウルトラプール150ドナープール品 はどんな点がいいのですか?
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・構成ドナープールサイズが大きいのでロット間差が小さくなります。この部分の理論的考察に関しては Application Note #467 をご覧下さい。
・1ロットサイズが大きいので同一ロットを長期間供給できます。これは使用者(多くの場合製薬メーカー)の複数年試験に対して同じロットを供給できることを意味します。
・ヒト集団内の平均的活性値を表していると考えられます。
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BDウルトラプール150ドナープール(cat.452117), 50ドナープール(cat.452156), 20ドナープール(cat.452161) 以外のプール肝ミクロゾームはありますか?
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BDでは上記の3種類以外に以下の3種類を供給しています。
1) Cat. 452165, プールドCMV陰性ヒト肝ミクロゾーム
2) Cat. 452172, プールド男子ヒト肝ミクロゾーム
3) Cat. 452183, プールド女子ヒト肝ミクロゾーム
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個別ヒト肝ミクロゾームではどんな種類のものがありますか?
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BDでは CYP2D6, 2C8, 2C9, 2C19, 3A5, UGT1A1 の遺伝子変異(allelic variants) を有するドナーの個別肝ミクロゾームを供給しています。各CYPの変異体(異なる変異も含む)に対してひとつのカタログNo.をつけて、その中で 1ドナー = 1 ロットとしています。弊社ウェブサイトに各カタログNo.に関して現在供給しているロットのリストを掲載しています。
さらに遺伝子型ではなくてCYP活性に関して高低の特徴のある個別ドナー肝ミクロゾームパネル (cat. 452138) を供給しています。これはいずれかのCYP活性が特に高い又は低いほぼ12-15種類の個別肝ミクロゾームです。各CYP活性の高低は他のCYP活性の高低と独立であり、すなわち相関はありません。これらのパネルにはひとつのカタログNo.がついており、その中で 1ドナー = 1 ロットとしています。弊社ウェブサイトに各 cat. no.について現在供給しているロットのリストを掲載しています。
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BDの肝ミクロゾームにはどんなデータがついて来るのですか?
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個別ドナー肝ミクロゾームと20ドナープール品にはCYP10種類、FMO、それにUGT3種類の活性がついています。BDウルトラプール150ドナープール品と50ドナープール品には上記に加えUGT2B7とUGT1A6活性、それにCYP3A4、3A5のウエスタンブロッティングによる定量値(免疫定量データ)が付いています。BDウルトラプール150ドナープール品ではデータシートの他にキャラクタリゼーションシートがあり、そちらではより詳しいカイネテフィクス情報とCYP種の免疫定量データ、スケーリングデータ(mg microsomal protei per g liver tissue) が付きます。
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BDから同じドナーのプールに由来する肝ミクロゾーム、S9、サイトゾールは手に入りますか?
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はいできます。BDウルトラプール150ドナープールのミクロゾーム(Cat.452117), S9 (cat.452116), サイトゾール (cat. 452115) は同一ドナープール由来品です。
また50ドナープール品では同じプールに由来するミクロゾーム、S9、サイトゾールのセットがキットとして(cat. 452227) 入手できます。
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