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グラム染色試薬

製品写真
培養された微生物、または検体中に存在する微生物を識別するための染色に使用します。

グラム染色は、形態上類似した細菌を染色後の色によって2つのグループに識別する目的で使われています。また、グラム染色により、菌の形状、大きさ、配列を観察できます。菌に関するこのような基礎的な情報は、細菌の分類や同定に必要な試験を行うにあたっての、判断材料となります。

染色操作

  1. スライドグラス上に固定された塗抹標本に、グラムクリスタルバイオレット溶液を注いで1分間染色します。
  2. 色素が消えるまで流水で静かに洗い流します。
  3. スライドグラスにグラムヨード液を注いで1分間静置します。
  4. 色素が消えるまで流水で静かに洗い流します。
  5. グラム脱色液で、色が消えるまで脱色します。(3〜60秒)
  6. 流水で静かに洗い流します。
  7. グラムサフラニン溶液をスライドグラスに注ぎ、30〜60秒染色します。
  8. 流水で静かに洗い流します。
  9. 吸水紙、またはペーパータオルでスライドグラスから水分を吸い取ります。またはスライドグラスを風乾させ、油浸レンズを用い1000倍で検鏡します。


精度管理

施設の品質管理規則等に従い、必要な精度管理を行ってください。
CLSI、CLIAに記載されている適切な品質管理の施行をお勧めします。
グラム陽性、及び陰性であることがすでにわかっている菌を18〜24時間培養し、 品質管理を行ってください。

品質管理菌種として、下記の菌をお勧めします。
ATCC予期される結果
Staphylococcus aureus25923グラム陽性球菌
Escherichia coli25922グラム陰性桿菌


組成

グラムクリスタルバイオレット溶液 (前染色)
クリスタルバイオレット3.0g
イソプロパノール50mL
エタノール/メタノール50mL
精製水900mL

グラム脱色液 (脱色剤)
アセトン250mL
イソプロパノール750mL

グラムヨード液 (媒染剤)
ヨウ化ポリビニルピロリドン錯体 *100g
ヨウ化カリウム19g
精製水1L
* 無機のヨード液は酸化を受けやすく、媒染剤としての効力を失うので、安定したヨード液として有機化合物(ヨウ化Lポリビニルピロリドン)を使用しています。

グラムサフラニン溶液 (後染色)
サフラニンOパウダー(純粋色素)4g
エタノール/メタノール200mL
蒸留水800mL


製品リスト

カタログ番号 製品名 包装単位
212539 グラム染色キット
  ・グラムクリスタルバイオレット溶液
  ・グラムヨード液
  ・グラム脱色液
  ・グラムサフラニン溶液
250mL 各1本
212525 グラムクリスタルバイオレット溶液 250mL×4本
212542 グラムヨード液 250mL×4本
212527 グラム脱色液 250mL×4本
212531 グラムサフラニン溶液 250mL×4本