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日本ベクトン・ディッキンソンはすべての真空採血管を滅菌しています。

BDは30年以上前から、患者の安全を考え、全ての採血管を滅菌しています。
BD バキュテイナ採血管写真
1974年、カナダで初めて非滅菌真空採血管の使用に起因すると思われる敗血症の発生が明らかになりました。その後、次々と非滅菌採血管の危険性が報じられ、欧米では既に真空採血管の滅菌が標準化されています。日本BDは、採血時の感染から患者さんを守り、検体汚染による検査値への影響を回避するために、すべての真空採血管をγ線で滅菌処理して提供しています。

欧米における滅菌済み真空採血管使用の標準化

カナダ
法律により非滅菌真空採血管の使用を禁止

1978年12月健康福祉局(CHWA)は医療機器に関する法律を改正し、1979年4月1日より非滅菌真空採血管の使用を禁止した。

アメリカ
FDAが滅菌済み真空採血管の使用を勧告
食品医薬品局(FDA)は滅菌済み真空採血管の常時使用を義務づけてはいないが、メーカーおよび使用者に自発的に滅菌真空採血管を使用するよう勧告。

米国臨床検査標準化委員会(NCCLS)は、FDAから滅菌済み真空採血管の使用勧告を要請され、ガイドラインを滅菌済み真空採血管の使用を強く勧める内容に改正した。


ヨーロッパ
国際標準化機構(ISO)により滅菌済み真空採血管の使用を義務化

ISO6710によって、採血管の内壁に触れた血液が体内血流と接触する可能性がある場合には採血管を滅菌するよう義務づけた。


非滅菌真空採血管の危険性に関する報告

1974年12月 真空採血管の使用による敗血症の報告

カナダのオタワにある2病院で、非滅菌真空採血管使用によるセラチア・マルセッセンス(Serratia marcescens)起因の敗血症が5例発生。
McLeish WA,et al:Contaminated vacuum tubes,Can Med Assoc J,112:682(Mar22)1975]


1975年8月 カナダ医療機器局がバックフローについて報告

カナダ医療機器局は静脈模型を用いた実験を行い、駆血帯を取り外す時に、腕静脈内圧と真空採血管内圧の差により、採血管から体内に血液の逆流(バックフロー)が認められたと報告。医療機器局は正しい静脈穿刺(真空採血管の栓を常に上向きにするなど)の励行が不可欠であると提言。
[Katz L,et al:Evacuated blood-collection tubes-the backflow hazard,Can Med Assoc J,113:208(Aug9)1975]


1975年11月 米国疾病予防センター(CDC)が血液細菌検査の誤判定を報告

米国疾病予防センターは、2病院において真空採血した検体を血液培養した際に細菌の擬似陽性反応が出たことを報告。採血方法が不適切であったことを指摘し、血液培養、血液学検査、生化学検査などに検体を用いる場合には、検査前に無菌であることを確認する必要性を注意喚起。
[Center for Disease Control:False-positive blood cultures related to the use of evacuated nonsterile blood-collection tubes-Georgia,Massachusetts.Morbid Mortal Weekly Rep,24:387(Nov8)1975]


1975年11月 HIC(Hospital Infection Control)が滅菌済み真空採血管を啓発

HICニュースは、カナダ医療機器局のバックフローに関する報告と米国疾病予防センターの血液細菌検査の誤判定に関する報告を掲載し、滅菌済み真空採血管の常時使用を啓発。
Hospital Infection Control:Contaminated vacuum tubes pose hazards.2:141(Nov)1975]


1975年12月 FDAが易感染者に対する滅菌済み真空採血管の使用を強調

HICニュースで、FDAの広報は「メーカーは真空採血管が非滅菌であることをラベル表示し、感染を回避するための適正な使用方法を明示しているが、多忙な現場において適正使用を直ちに励行することは困難である」との推察を述べ、免疫力が弱く感染しやすい患者には特に滅菌済み真空採血管の使用が必須であると強調。
Hospital Infection Control:FDA:Contaminated blood vacuum tubes pose complex issues.2:157(Dec)1975]


1976年4月 病理学者が滅菌済み真空採血管の使用を支持

米国臨床病理学会(ASCP)は、オレゴン州の病理学者が米国臨床検査標準化委員会(NCCLS)の幹部に「特定患者の採血に伴う問題解決には、滅菌済み真空採血管の使用以外には対策はない。」と報告したことを公表。
[ASCP Summary Report:Directions for venipuncture.13:1(Apr)1976]


1976年10月 米国疾病予防センター(CDC)が真空採血管滅菌が望ましいとコメン

HICは、米国疾病予防センターの「真空採血管が滅菌できたならば、その方が望ましいと思われる」というコメントを報告
[Hospital Infection Control:Three more pseudo-epidemics linked to nonsterile tubes. 3:129(Oct)1976]


1977年1月 カナダ医療機器局が非滅菌真空採血管の使用禁止を提案

HICは、カナダ医療機器局の「非滅菌真空採血管の使用禁止の提案」を報告。
[Hospital Infection Control:Canada proposes ban on nonsterile blood vacuum tubes. 4:1(Jan)1977]


1979年1〜2月 非滅菌真空採血管の使用による輸血用血小板成分の汚染を報告

Transfusion誌が、非滅菌真空採血管を使用した血小板成分輸血によって発生したセラチア・マルセッセンス(Serratia marcescens)感染症3例を報告。(第一回目の症例報告は米国血液銀行学会(AABB)において発表)
[Blajchman MA,et al:Platelet transfusion-induced Serratia marcescens sepsis due to vacuum tube, contamination,Transfusion 1939(Jan-Feb)1979]


製品情報

BD バキュテイナ® 採血管

全ての真空採血管に、カタログ番号、ロット番号、有効期限を表示しています。
プラスチックの採血管は、衝撃や化学薬品などに強いPET素材を使用しています。