「CDCの新しいガイドラインにおいてスプリットセプタム輸液器材が血管内留置カテーテル関連血流感染の減少に有効と言明される」

BD Qサイト™ ルアーアクセススプリットセプタム器材により患者の安全性が向上

(注: 本リリースは、米Becton, Dickinson and Companyが2011年4月4日(米国現地時間)に発表したプレスリリース “New CDC Guidelines Recognize Value of Split Septum IV Access Technology to Reduce Intravascular Catheter-Related Bloodstream Infections” を日本語に翻訳再編集したものです。本リリースの内容については英文資料を基本とし、翻訳文と解釈が一致しない場合は英文を優先とします。詳細http://www.bd.com/press/をご参照ください。)

2011/04/11
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。
2011年4月4日、ユタ州、サンディ - BD (Becton Dickinson and company)のセグメントの1つ、BD Medicalは、米国疾病対策センター(CDC)から出された医療従事者と病院に対する新しいガイドラインにおいて、BD Qサイト™ ルアーアクセススプリットセプタムが血管内留置カテーテル関連血流感染の減少に有効と考えられると言明されたと公表しました。
CDCによると、米国では、毎年およそ30,000人がカテーテル関連血流感染で亡くなっています。新たなガイドラインでは、「ニードルレスシステムを使用する際、メカニカルバルブは感染リスクの増加と関連性があるため、数種のメカニカルバルブよりもスプリットセプタムを使用するほうが望ましい場合がある。」と言明しています。

医療感染管理諮問委員会(HICPAC)が作成したCDCの勧告は、最近の研究から、メカニカルバルブよりスプリットセプタム器材の使用を支持しています。2009年12月に出版されたClinical Infectious Diseaseでは、血流感染のサーベイランスや感染防止策に変更がないにも関わらず、メカニカルバルブの使用に伴って血流感染が増加するという有力なエビデンスを報告しています。

ウイリアム・ジャービス医師(衛生疫学および感染制御のプライベートコンサルティングカンパニー、Jason and Jarvis Associates社代表、米国病院疫学学会(SHEA)元会長、米国疾病対策センター(CDC)感染プログラム 元理事長代行)は、「CDCから出された新しいガイドラインは、カテーテル関連血流感染を効果的かつ効率的に減少させる主要なマイルストーンを示しています。」と述べています。「カテーテル関連血流感染を減らすためだけでなく、患者の安全全般を向上させ医療コスト削減のために、医療従事者と病院がこのガイドラインに沿うよう考慮することは重要なことです。」

BD Qサイト™ルアーアクセススプリットセプタムは、カテーテル関連血流感染を有効に減少させるためにデザインされたスプリットセプタム器材です。実際、メカニカルバルブとの比較では、スプリットセプタム器材では64-70パーセントもカテーテル関連血流感染の発生率が減少しました。スプリットセプタム器材は、メカニカルバルブが有する構造の複雑さや細菌増殖の危険性を取り除くことを可能とする性能を有しています。

「BDは、スプリットセプタム ニードルレスコネクタが感染を減少させると、長年に渡り認識してきました。」と、上級副社長のウイリアム A. コージーは述べています。「私たちは、医療提供者に患者を予防可能な感染からどのように守るべきか、CDCが明確な方向性を示したことを称賛します。」

CDCは、医療関連感染 (HAI)で年間99,000人が死亡し、そのうち約30,000人が血流感染によるものであり、さらに、80,000件以上が米国ICUで発生しており、カテーテル関連血流感染の年間治療コストは290億ドルにのぼると報告しています。メディケア、メディケイドサービス(米国の医療保険制度)および保険会社は、院内感染によるカテーテル関連血流感染に対する支払いの増額を中止するとしています。このような感染を減少させるベストプラクティスを導入することは、病院にとって、かつてないほど重要となります。