BD、Carmel Pharma, Inc.の買収の締結を発表

危険な薬剤への暴露の軽減など、より幅広い安全を医療従事者にお届けします。

(注: 本リリースは、米Becton, Dickinson and Companyが2011年7月27日(米国現地時間)に発表したプレスリリース “BD Announces BD Announces Agreement to Acquire Carmel Pharma, Inc.” を日本語に翻訳再編集したものです。本リリースの内容については英文資料を基本とし、翻訳文と解釈が一致しない場合は英文を優先とします。詳細はhttp://www.bd.com/press/をご参照ください。)

2011/07/27
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。
米国ニュージャージー州、フランクリンレイクス (2011年7月27日) –世界に展開するメディカルテクノロジーのリーディングカンパニーであるBD (Becton, Dickinson and Company) (NYSE; BDX)は、本日、スウェーデンの企業、カルメル・ファルマ社を買収することで最終合意に至ったことを発表しました。同社はバイアルに入った毒性の強い薬剤を安全に取り扱うための先進的な閉鎖式の薬剤投与デバイス、「PhaSeal®システム」を製造しています。この買収はBDの2011会計年度末までに完了する予定です。買収金額は公表されていません。
この買収により、特に非経口の薬剤投与の分野にまで、BDが力を入れている医療従事者の安全確保の対象範囲が拡がります。
「私たちは、カルメル・ファルマ社が持つ院内薬剤部への販売における存在感と、BDのもつより広い院内全体の医療安全における存在感とを組み合わせることで、医療従事者の安全を一層加速していけるものと信じています。」と、BD上級副社長、ウィリアム・A・コージーは述べています。
PharSealシステムは、有害と思われる液状および気化した毒性の強い薬剤へ暴露するリスクを最小化します。通常は薬剤師、薬剤部の技師、看護師および入院患者・外来患者を担当するがん専門医が、医療現場において、特にがんの治療に使用される危険な薬剤の調製や投与に使用します。がん治療に使われるいくつかの化学療法の危険な薬剤の調製や投与の際に、医療従事者がそれら毒性の強い薬剤に暴露していることが継続的に報告されています。
「医療従事者の安全は依然として世界的にヘルスケアの重大な問題であり、毒性の強い薬剤への暴露はより良い解決を必要とする課題です。抗がん剤治療の拡大は、BDにとって、医療従事者を守るという役割を拡大する特別な機会となります。」と、ヴィンス A. フォレンザ、BD 社長兼最高執行責任者は述べています。「この買収計画は“あらゆる人々の健康な暮らしを応援します”というBDの企業理念と合致するものです。」
BD上級役員は、この発表を、2011年8月2日(火)の会社の会計年度第三四半期の収益報告で取り上げます。その模様はBDのウェブサイト、www.bd.com/investorsで、午前8:00(ET)より放送されます。