糖尿病治療用ペン型インスリン注入器用注射針「BD マイクロファインプラス™ 32G×4mm」を新発売

- BD独自の針先5面カット「ペンタポイント™技術※1」で、患者さんの最大の願いである痛みを軽減そして皮膚への刺しやすさを目指しました -
2013/01/25
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社(略称:日本BD、本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長: ジョン・ハリス)は、BD独自のテクノロジーで治療に最適な針を追及し開発された、針先5面カット「ペンタポイント™技術」を導入した「BDマイクロファインプラス™ 32G×4mm」ペン型インスリン注入器用注射針を1月末頃に新発売いたします。この「ペンタポイント™技術」により、針先がより平たく細くなり、従来針と比べて穿刺抵抗が23%減少し※2、より痛みが軽減された穿刺を実現いたしました※2

当社のダイアベティーズケア事業部、事業部長の南湖淳は、「糖尿病治療用の注射針は、痛みの軽減・薬液注入のしやすさ・安全性・使いやすさ、これら全ての要素がバランスよく備わった製品の開発が重要である」と考えています。

これまでのペン型注入器用注射針は、一般的に痛みを軽減するために細さが追及されてきましたが、細さだけを追求すると薬液注入しづらくなったり、針の強度が落ちることが懸念されます。この度、日本BDから発売される「BD マイクロファインプラス™ 32G×4mm」ペン型インスリン注入器用注射針は、注射針の径を従来品のままとしながら、BD独自の技術で針先を平たく細くすることで、さらなる痛みの軽減を可能にしました※2

糖尿病治療の第一人者である永寿総合病院 糖尿病臨床研究センター長 渥美義仁先生は、この記者会見の場で、「今日、医療の世界では、医薬品ばかりでなく、デバイス、特に注射針も目ざましい進歩を遂げています。目ざましく進歩しているからこそ、我々医師は、その製品開発の方向や製品そのものが適正か否か、慎重に見極める必要があると思います。医師が針を選択する際、細ければ細いほどよいといった単純な基準ではなく、臨床上の有効性や安全性の高さや、インスリンがしっかり入るか、患者さんの痛みや使いやすさといった患者さん目線まで含めて、トータルに判断されるべきだと思います。」と述べています。


当社は、インスリン注射に適した高いトータルバランスを考えた4mm針のパイオニアとして、臨床上の有効性、安全性を踏まえながら、患者様の視点で重要となる要素、すなわち、痛みの軽減・薬液注入のしやすさ・安全性・使いやすさの各々の追求とトータルでのバランスを意識して、今後も糖尿病治療に最適な針の開発に取り組んでまいります。

「BD マイクロファインプラス™ 32G×4mm」ペン型インスリン注入器用注射針とは:

世界で初めて4mmという短さの針の開発と製造を実現させたのがBDです。この4mm注射針は、臨床的に問題とされる筋肉内注射のリスクを低減でき、また皮膚をつまみ上げることなく※3、片手でも容易に注射することを可能としています。



※1 製法特許 特許番号 2956962 「発明の名称」多斜角面の先端を有する針及びその製造方法
※2 Hirsh L, et al. The impact of a modified needle tip geometry on penetration force as well as
acceptability, preference and perceived pain in subjects with diabetes. J Diab Sci Tech 2012.
※3 痩せた患者様が皮下組織の比較的少ない部位、特に上腕や大腿に注射する場合や小児患者さんは、皮膚のつまみ上げが必要な場合があります

製品情報

BD マイクロファインプラス™ 32G×4mm Thin Wall ペン型注入器用注射針

BD マイクロファインプラス™
4mm 針がさらに進化して登場!