デスクトップサイズの「血液培養自動分析装置 BD バクテック™ FX40 システム」新発売
血液培養検査をより患者さんの近くで行えるリモート化を実現

2014/02/28
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社 (略称「日本BD」、本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長 ジョン・ハリス)は、本日、血液培養自動分析装置 BD バクテック™ FX40 システムの発売を開始いたしました。本モデルは、従来のBD バクテック™ FX システムの小型機種となります。

血液培養検査は、敗血症など重症感染症の診断に欠かせない検査で、速やかに開始されなければなりません。しかし、多くのICUやERなど多忙な部署では血液を接種した培養ボトルを検査室に運ぶ手間が負担となる、もしくは夜間の緊急時に検査室が閉まっているため培養を開始できない等の問題があり、現場で培養を開始できる検査体制が強く望まれていました。

血液培養自動分析装置 BD バクテック™ FX40システムは、従来のBD バクテック™ FX システム(200検体以上の大型機種)と共通の培養ボトルを使用でき操作性も同じですが、検査容量が40検体用と小さく、ICUやERなどの限られたスペースにも設置しやすいデスクトップタイプです。さらにBD EpiCenter™ データ管理システムに接続することで、検査結果を微生物検査室や感染制御部から管理するリモート化が可能となります。BD バクテック™ FX40システムは、「患者さんのそばですぐに培養を開始したい」という現場のニーズにお応えします。

BD バクテック™ FX40 システムの特徴
  • 従来のBD バクテック™ FXシステムと同様、炭酸ガスおよび酸素の変化を蛍光強度として検知するセンサーにより、ボトル内の微生物の発育をモニターします。
  • 従来のBD バクテック™ FXシステムと同様、樹脂製の「BD レズン™ 抗菌薬吸着剤」の入った血液培養ボトルおよび、血液分注用器材(BD バキュティナ® ブラッド トランスファー デバイス)が使用可能です。
  • 1台のタブレットPCで4台まで増設することができます。
  • BD EpiCenter™ データ管理システムに接続されている場合、装置間で測定データを保持したままボトルを移動することができます。
  • RS-232Cを利用した通信機能により、検査管理システム(LIS)などと接続することができます。

販売名:BD バクテック FX40 システム
製造販売届出番号:07B1X00003000143
製造元販売元: 日本ベクトン・ディッキンソン株式会社