福島工場製造の平板生培地、初輸出開始 日本の品質をアジアに

2014/11/07
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医療技術で世界をリードするグローバルカンパニー、ベクトン・ディッキンソンの日本法人、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社(略称:日本BD、本社: 東京都港区赤坂、代表取締役社長 ジョン・ハリス)は、微生物検査用の平板生培地の輸出を台湾に向けて開始しました。福島工場は、1987年竣工時より平板生培地を、2000年よりプレフィル用シリンジを国内向けに製造してきましたが、このたび日本BDとしては初となる輸出が実現しました。

これまでBDの台湾支社は生培地をすべて米国より輸入していましたが、生培地は製造後の有効期間が短く、日本から輸入することで、お客様の手元で20日間以上の保存期間の延長が期待されます。当初の輸出製品項目は汎用性の高い数種類の培地で、初年度はおよそ400万枚を予定しています。福島工場で製造する製品は世界トップレベルの品質と定評があり、今後は台湾以外のアジア諸国へのさらなる輸出拡大を目指しています。

日本BDは、今後も日本の医療従事者や患者さんに安心安全な医療技術をお届けすると同時に、日本の医療機器・臨床検査・研究産業への貢献にも尽力してまいります。

 (左)平板生培地                (右)台湾向け初出荷(2014年10月29日)

福島工場概要:

所在地:福島県福島市土船字五反田1番地
1987年に竣工。敷地面積:77,000平方メートル
製造品目:
 ・BD 平板生培地
  ・1987年に製造開始
  ・2007年、工場操業20周年とともに、5億枚達成
 ・BD ハイパック プレフィル用シリンジ
  ・2000年に製造開始
  ・2003年にSCFラインを追加
  ・国内製薬企業向け製品のみ