全自動微生物検査の安全と質の向上を促進
BD キエストラ™ WCAの付属装置、「BDキエストラ™ リーダ™ コンパクト」新発売

2015/03/31
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。


医療技術で世界をリードするグローバルカンパニー、BD (Becton, Dickinson and Company)の日本法人、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社(略称:日本BD、本社: 東京都港区赤坂、代表取締役社長 ジョン・ハリス)は、本日、微生物検査の培養装置「BD キエストラ™ リーダ™ コンパクト」を新発売したと発表しました。本機器は既存の全自動微生物検体塗布装置「BD キエストラ™ イノキュラ+™ 全自動塗布装置」と接続することで、「BD キエストラ™ WCA (Work Cell Automation)システム」として一連の検査フローの自動化を実現しました。 

微生物検査において多くの場合、培地への検体の塗布、培地のインキュベーション、培養判定など、一連の操作は手作業で行われています。しかし、手動による検体の塗布や、菌の入った培地を培養器に出し入れする操作は危険と隣り合わせと言わざるを得ません。この度発売した、監視機能を搭載した培養装置「BD キエストラ™ リーダ™ コンパクト」は、検体塗布を自動で行う「BD キエストラ™ イノキュラ+™ 全自動塗布装置」に接続することで、一連作業を自動化した「BD キエストラ™ WCAシステム」としてご使用いただけます。

「BD キエストラ™ WCAシステム」は、検体塗布、培養、経過・結果記録(写真撮影)までの全工程を自動化し、検査の効率化と安全性を追求した次世代の検査システムです。

BD キエストラ™ WCAシステムの特長:
・業務の効率化:自動化により、検体塗布、培地の搬送、培養など煩雑なハンズオン作業の時間を短縮することで、より付加価値の高い作業へのシフトを可能にします。
・バーコードによる検体管理:ラベリング作業が不要となるだけでなく、検体の取違いなどのミスを低減します。
・閉鎖式検体塗布機能:シャーレの蓋を閉じた状態で検体を塗布するため、感染等の危険性が軽減し、安全が確保できます。
・幅広い検体種対応:体液・血液などの液体検体だけでなく、スワブ検体にも対応可能です。
・自動培養管理:「BD キエストラ™ リーダ™ コンパクト」は最適な培養時間、温度などを自動で管理するため、判定結果の精度が向上します。
・培養の監視機能:「BD キエストラ™ リーダ™ コンパクト」は培養状況を監視するための高解像度カメラを搭載。撮影時間など複数条件の設定が可能で、培養状況の経過や結果を記録します。トレーサビリティの質を向上するとともに、検査技師による結果判定をサポートします。
・システムの拡張性:「BD キエストラ™ リーダ™コンパクト」は、ご施設の運用に合わせて、1台から3台まで接続が可能です。1台当たりの培地収容枚数は、1150枚となります。

製品写真

BD キエストラ™ イノキュラ+™ 全自動塗布装置(既存製品)
BD キエストラ™ イノキュラ+™ 全自動塗布装置(既存製品)

BD キエストラ™ リーダ™ コンパクト(新発売)
販売名:BD キエストラ リーダ コンパクト
製造販売届出番号:07B1X00003000154

BD キエストラ™ WCAシステム
BD キエストラ™ WCAシステム
(BD キエストラ™ リーダ™ コンパクトは3台まで接続できます。)