医薬品の入庫、払い出しを自動化
日本BDの薬局ロボット「BD Rowa Vmax™システム」 1号機
3月1日、大阪梅田メディカルセンター内調剤薬局にて本格稼働

2019/03/01
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。


日本BD(本社:東京都港区、代表取締役社長:阿知波達雄)は、薬局の業務効率と利用者の利便性の向上に 貢献する薬剤自動入庫払出装置「BD Rowa Vmax™ システム」(以下、BD Rowa Vmax)1号機が大阪梅田の医療モール「大阪梅田メディカルセンター」の調剤薬局に導入され、2019年3月1日より本格稼働したことをお知らせします。

BD Rowa Vmaxは、同装置に設置されたロボットアームが薬剤を装置内の棚に並べたり、医薬品の入った箱やボトルを自動で取り出して払い出します。また、昼夜を問わず空いた時間に使用頻度に応じて最も効率的な配置に並べ替える機能を持っており、薬局の現場を効率化するとともに薬剤師さんの働き方改革にも貢献します。

また、BD Rowa Vmaxに接続された「ピックアップターミナル」にはQRコードリーダーが設置されており、患者さんは自分の都合に合わせて好きな時間にピックアップターミナルに立ち寄り、処方箋を提出した際に発行されたQRコードをかざして薬剤を受け取ることができるため、患者さんの利便性向上にも寄与します。

一号機を導入した梅田薬局(大阪梅田メディカルセンター:ヒルトンプラザ大阪イースト5階)を運営する株式会社メディカルユアーズの渡部正之社長は、「BD Rowa Vmaxの導入により、薬剤師が対物業務に追われていた現状を脱却し、調剤のスピードと正確性を向上するのはもとより、服薬指導などの対人業務により時間が割けるようになることで、患者さんの満足度向上とドクターからの信頼獲得を目指します。」と話しています。

BDは、BD Rowa Vmaxによる調剤業務の効率化で薬局経営を支援し、待ち時間短縮によって患者さんのQOL向上に貢献いたします。

梅田薬局に導入されたBD Rowa Vmax™

■製品説明
BD Rowa Vmax™ システム
「BD Rowa Vmax™ システム」は、処方箋の情報に基づき、装置内の棚に並ぶ医薬品の箱およびボトルをロボットアームがピックアップし、自動的に払い出す自動入庫払出装置です。
処方箋に複数の薬剤が記載されている場合でも、同じ取り出し口から一緒に払い出しが可能です。
バーコード管理により未開封の医薬品および開封済の医薬品をBD Rowa Vmaxが識別して記憶。自動的に装置内へ入庫し、棚に整列させ、出庫の際は開封済みの箱を優先して払い出します。
オプションとして、営業時間外の薬剤の受け渡し「BD Rowa™ Pick-up ターミナル」、医薬品の全自動入庫「BD Rowa ProLog™ システム / BD Rowa iProLog™ システム」、およびデジタルディスプレイによるOTC販売「BD Rowa Vmotion™ デジタル・シェルフ」の機能拡張が可能です。
製品動画はこちらをご覧ください。https://www.bdj.co.jp/mms/bd-rowa.html
BD Rowa Vmaxでは、薬局が管理する医薬品の約9割を保管可能です。
BD Rowa Vmaxは、ヨーロッパを中心に8000台が導入されています。