ワクチン接種の現場において、特に小児ワクチンやインフルエンザワクチンの場合は接種時期が集中することが多く、お医者さんや看護師さんは忙しい診療の合間を縫ってワクチンの準備を行っています。現在日本で使用されている多くのワクチンはバイアル瓶で供給されているため、ワクチン接種のたびにバイアル瓶から注射器(シリンジ)に吸引する作業が必要になるのですが、忙しい医療現場で正確な量を吸引したり、注射器に吸引した後のワクチンを間違えないように管理する作業は思った以上に負担となっているようです。実際にワクチンの取り間違えや量の間違いなどといったヒヤリ・ハットも少なからず発生しているという調査結果もあります。
しかし最近では、あらかじめワクチンなどの薬剤が充填された状態の注射器(プレフィルドシリンジ)などが開発され、お医者さんや看護師さんの負担を軽減することが可能となっています。これはワクチン接種を受ける私たちの安全を守ることにもつながり、安心して接種を受けられるためのひとつの工夫といえるでしょう。実際にヨーロッパでは9割以上(※)のワクチンがプレフィルドシリンジで供給されているそうですが、日本では取り組みが始まったばかりということもあり、まだ1割(※)にも満たない状況です。
※日本BD社内調べ
私たちBDは、100年以上にわたりヘルスケア分野で培ってきた医療機器の技術をもって、これからもより安全で効果的なワクチン接種の進歩を支え続けてまいります。