50年以上前、米国では小児まひとして知られるポリオ罹患により、年間約5万人もの子供が命を落としていました。
1954年4月28日、その対策として開始された医療史上最大規模のポリオワクチン接種。
ジョナス・ソーク博士が開発したワクチンを、当時世界初であったBDの使い捨て注射器によって、短期間に全米100万人以上の児童に投与するという壮大なプロジェクトでした。BDはこのポリオワクチン向けシリンジ供給を最優先事業として取り組み、製品を原価で供給しました。このワクチン接種の試みは長年続いたポリオの流行に終止符を打ち、多くの子供たちの命が救われたのです。