フローサイトメーターによる細胞の生死判定
はじめに正確に細菌の生細胞数、死細胞数、全細胞数を測定することは、多くの微生物学研究にとって重要です。もともと細菌の生死判定は、固形培地でのコロニー形成能力および液体ブイヨン中の増殖能力をみることにより実施されてきました。
製品の測定原理と概要● 製品の測定原理
解析方法● 検体の前処理 培養細胞または末梢血単核球の場合は測定検体を 5X105 - 107 cells/mL の範囲に入るように推奨 staining buffer*で10倍以上希釈し、調製して下さい。また、医薬品、食品、環境サンプルなどのような特殊な検体をフローサイトメーターで検出する場合は最低でも 100 oraganisms/mL 以上であることが必要です。 * 推奨 staining buffer
* Puluoric(R)F-68 はBASF社の製品です。 ● 染色 細菌/酵母
哺乳類細胞
ウシ精液
備 考 : BD Liquid Counting Beadsを使用する場合 あらかじめビーズを室温に戻してから使用して下さい。フローサイトメトリー解析を行う前に、ビーズを 30 秒間穏やかにボルテックス混和 し、各検体チューブに正確に 50 μL 添加します。検体チューブをキャップし、穏やかに ボルテックス混和して下さい。 ● フローサイトメトリー解析 BD CaliBRITETM 3 beads(CAT.NO.349502) と BD FACS CompTMまたはBD AutoCompTM を用いて PMT Voltages 調整、蛍光 Compensation 調整、使用する前の機器感度チェックを行って下さい。
・測定結果の解析 細胞集団の濃度を求める際には以下の方程式を使用して下さい。 * bead/test の値は BD Liquid Counting Beads のロットごとに異なります。 フローサイトメトリー解析(例)● 解析(例 1) : E coli![]()
TO,PIの染色度合いにより生菌、損傷した細菌、死菌をそれぞれ R4 , R5 , R6としてゲーティングした図です。 ( FSC vs SSC で E.coli を R1、BD Liquid Counting Beads を R2 、さらに FL2 vs SSC で E.coli を R3 region 設定し、( R1 or R2 ) and R3 のゲート内細胞を FL1vs FL3 で解析しています。) ● 解析(例 2) : 末梢血単核球 (PBMCs)![]()
● 解析(例 3) : Raji 細胞 (セルライン)![]()
TO , PI の染色度合いにより死細胞、 BD Liquid Counting Beads 、生細胞をそれぞれ R3 , R4 , R5 としてゲーティングした図です。 ● 解析(例 4) : ウシ精液 (精子細胞)![]()
参考文献
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