微生物検査は探索検査という性質上、臨床検査の中でも自動化が遅れていた分野の一つでしたが、その状況が大きく変化しています。近年の動向では、質量分析計の臨床使用が急激に進み、国内でも多くの検査室で同定検査の迅速性・正確性を実現しています。また、欧米の大手検査室では検体塗布・培養の自動化システムの導入が進んでおり、検査の効率化・標準化に貢献するだけでなく、微生物検査室の24時間化が実現されています。
本セミナーでは、微生物検査自動化の新潮流と臨床貢献について東京医科大学微生物学分野教授 大楠清文先生にご講演をいただきます。皆様のご参加をお待ちしております。