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第26 回小児集中治療ワークショップ ランチョンセミナー

開催地 京都
会場 京都テルサ A 会場(テルサホール)
開催日時 2018年10月13日 12:00〜13:00
備考 共催 日本小児集中治療研究会 
   日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
申し込み 本セミナーは整理券制です。

プログラム

知っちゅうかね、伊藤家の昼食卓
~ PICU における培養検査の建前と本音~


座長
志馬 伸朗 先生 広島大学大学院 救急集中治療医学 教授
演者
伊藤 健太 先生 あいち小児保健医療総合センター 総合診療科
伊藤 雄介 先生 兵庫県立こども病院 小児感染症科


今日も伊藤家小児集中治療室(PICU)には敗血症性ショック、呼吸不全、術後患者など重症患者が多く入院している。看護師健子と医師雄介の夫婦が培養検査を巡って火花を散らす。

例1
(雄介)「おい、この子、血培取っておいて。」
(健子)「 またですか? 昨日も取ったじゃないですか? え、2 セット? もう、貧血で輸血はごめんだわ!」

例2
(雄介)「痰培取ってって言ったけど…。」
(健子)「はい、取ってますよ。」
(雄介)「これ、み、水じゃない??」
(健子)「 水しか取れないような患者に痰培なんて必要なのかしら?」

例3
(健子)「熱出てるけど、尿培養取った方がよいかしら?」
(雄介)「 もう尿カテーテル1週間いれてるから、どうせ菌は生えるよ。」
(健子)「じゃあカテ入れ替えてから取ります?」
(雄介)「えー、でもかわいそうじゃない?」

皆さんのPICU では、普段こんなせめぎあいはおこっていませんか。
伊藤家の昼食卓(ランチョンセミナー)では、健子と雄介はタテマエとホンネをぶつけあい、時々健子の実父(志馬)伸朗の仲裁がありながら、皆さんと一緒にPICU における、本当に意味のある培養検査について考えてみようと思います。