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トラブルシューティング:BD BBLCRYSTAL


1. 同定結果がおかしい。

コンピューターコードブックに、プロファイル番号、グラム染色の結果が正しく入力されていますか?

プロファイル番号の計算ミスはないですか?

コンタミネーションの可能性はありませんか?

菌液濃度は適正ですか?菌液が濃すぎる、あるいは薄すぎるということはありませんか?

培養時間は適正ですか?培養時間が長すぎる、あるいは短すぎるということはありませんか?

前培養の培地は適切ですか?エスクリン、選択物質等が含有された培地を使用していませんか?

グラム染色の結果が間違ってませんか?

2. 同定不能になる。

上記1.とおなじ。

3. 比較キットと結果が不一致。

BD BBL CRYSTAL


上記1.とおなじ。

比較キット


使用方法が適切ですか?特に、菌液濃度は適正ですか?

データベースに当該菌名は収載されていますか? 比較検討するシステム(キット)の使用方法に誤りがない場合

追加試験を実施してください。

第3のシステムで同定してください。

4. 基質の反応が、従来法や他社製システムと一致しない。

BBL CRYSTAL は、数値同定法に基づき独自のデータベースで同定されるように設計されています。BBL CRYSTALの個々の反応が従来法や他社製同定システムと一致しなくても、同定結果が正しければ,個々の反応結果を気にする必要はありません。

5. 読み取り不能の項目がある。

菌液の残りが注入口のスポンジで、完全に吸収されていないのではありませんか?

ウェル間に菌液が残って、クロスコンタミネーションを起こしている可能性はありませんか?

コンタミの可能性はありませんか?

菌液がパネル内部ではねて、クロスコンタミネーションを起こしている可能性はありませんか?

前培養の培地が不適切なのではありませんか?

当該ウェルに菌液が十分入っていないのではありませんか?綿棒はブロスの内壁によくこすりつけ、菌液を必要以上に吸い取らないようにしてください。

6. ウェルに気泡が入る。

フラン器内の湿度が足りない場合があります。フラン器内を加湿してください。

7. 菌液がベースの溝をうまく伝わらない。

ポリエステル製の綿棒を使用していませんか?綿製の綿棒をご使用ください。