「BD マイクロティナ™ MAP微量採血管」を新発売

2010/04/22
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。

繊細な血管の患者さんのための、安全性、正確度、作業効率を向上した新設計

2010年4月22日、医療技術の世界的リーディングカンパニー、米国ベクトン・ディッキンソンの日本法人、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社(略称:日本BD、本社:東京都港区赤坂、フランク・フローリオ社長)は、「BD マイクロティナ™ MAP 微量採血管」の発売開始をお知らせいたします。この形状を新たにした微量採血容器は、微量採血後の安全性、正確度、作業効率の向上を目指し、特に、乳幼児・小児など、通常採血が困難で、微量血液による血液検査が必要な患者さんのための設計となっています。この新しい「BD マイクロティナ™ MAP 微量採血管」は、微量採血容器としては初めて、通常の採血管と同サイズにデザインされました。また、自動血液検査機器のプローブに対応したキャップを開発し、微量の血液でも自動での血液検査が可能となり*1、検査作業効率の向上にも貢献します。

プレアナリティカル事業部長、ブリン・ギティンズは、「検査室において、患者さんの誤診断を引き起こす可能性のあるエラーを防ぐことは、重要な課題です。従来の微量採血容器は、小さくラベルが貼りにくかったため、ラベルの貼り直しといった作業の発生や、ラベルの紛失による検体の取り違えのリスクがありました。私たちBDは、こうした医療問題に注目し、解決するためにBD マイクロティナ™ MAP微量採血管を導入しました。BDは、作業工程の効率化に貢献する製品を通じて、患者さんの安全と医療従事者の安全の革新的な向上を目指して挑戦し続けてまいります。」と、述べています。

「BD マイクロティナ™ MAP 微量採血管」は、微量採血容器としては初めて、通常の採血管と同サイズにデザインされました。標準サイズのラベル対応を可能とした新製品は、ラベルの貼りやすさを向上し、ラベルの紛失による検体取り違えを引き起こすリスクを大きく改善するなど、著しい改善をもたらす特徴を備えています。

検体採取は、患者さんの健康や医療従事者の安全、そしてワークフローの効率化に大きな影響を与える非常に重要なステップです。これまで微量採血容器は、自動検査装置に適合しなかったため、自動に検査ができる通常の血液検査と別に、手動で微量採血管での検査を行う必要がありました。そのため、検査結果までに要する時間が長くかかっていました。

「BD マイクロティナ™ MAP 微量採血管」の革新的なデザインは、多くの自動検査装置において、通常の静脈採血より81%も少ない血液量*2で自動検査を可能とし、検査の迅速性と効率を向上させます。このことは、十分な採血量を確保することが困難な患者さんにとって、重要な診断を行うための適切な検体採取が可能となる、非常に大きな改善といえます。

希望小売価格: 7,800円/箱(50本)

*1 : 採血量やご使用の機器により、自動でお使いいただけない場合があります。
*2 : <通常の採血管による採血量 2mL> - <本製品による採血量 375μL> = 1.625mL
1.625mL ÷ 2mL = 0.81 (81%)