BD ダイアグノスティックスは、オートメーションテクノロジー導入により製品ラインを拡張し、微生物検査の統合的なソリューションを提供します。

2012/02/15
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。


(注: 本リリースは、米Becton, Dickinson and Companyが2012年2月13日(米国現地時間)に発表したプレスリリース “BD Diagnostics Expands Portfolio with Automated Instrumentation Technologies to Offer Integrated Microbiology Lab Solutions” を日本語に翻訳再編集したものです。本リリースの内容については英文資料を基本とし、翻訳文と解釈が一致しない場合は英文を優先とします。詳細はhttp://www.bd.com/press/をご参照ください。)

ニュージャージー州フランクリンレイクス (2012年2月13日) – BD (Becton, Dickinson and Company)のセグメントの1つ、BD ダイアグノスティックスは、本日、新たなオートメーションテクノロジーの導入により、微生物検査分野における製品ラインが拡張したことを発表しました。これにより、世界中の病院および検査室に、革新的な全自動検査を実現するソリューションを提供することが可能となります。オランダを本拠地とし、微生物検査室に画期的なラボオートメーションのソリューションをデザイン・開発・製造・企画・販売してきたKIESTRA LAB AUTOMATION BV社 (キーストラ ラボ オートメーション BV) の買収は、BDの微生物検査用機器・試薬・消耗品などの製品ラインを補完するものです。

KIESTRA社は、全自動システムのリーダーであり、微生物検査における手動で時間のかかる作業を自動化することで生産性を高めます。しかし、高品質な結果を得るためには、これまでと同様、微生物検査技師の技術的な専門性が必要とされます。
「微生物検査は、予算の削減というプレッシャーや有能な技術者の不足がある一方、患者さんの最善なケアのために、より迅速で正確な結果への要求が高まるなど、これまでにない困難に直面しています。」とBD ダイアグノスティックス 副社長兼ジェネラルマネージャー、ジェイミー・コンディは述べています。「BDの幅広い微生物検査製品ラインと統合することで、KIESTRA社のオートメーションテクノロジーと試薬・消耗品は、世界中の病院や検査室に、より包括的な微生物検査ソリューションを提供します。“

KIESTRA社は、トータル・ラボ・オートメーション(TLA)とワーク・セル・オートメーション(WCA)という、2種類の自動システムを提供しています。KIESTRA社は、2007年にmoves!® というハイスループットおよびカスタマイズが可能な流れ作業式システムとして、世界初の微生物検査用TLAソリューション「KIESTRA」を開発しました。トータル・ラボ・オートメーションは微生物検査の生産性の著しい向上、スムーズなワークフロー、結果取得までの時間短縮を目的として考案されています。KIESTRAのワーク・セルは、お客様の現在ある検査室のスペースや予算の範囲内で、自動化に向けて必要なモジュラーと計測可能な対応方法を提供します。KIESTRAは現在、オランダ、スウェーデン、ドイツ、イギリス、フランス、スイス、ルクセンブルグ、デンマーク、クウェート、オーストラリアおよびニュージーランドの公立病院、大学および私立の検査室に設置されています。
「私たちは、BDのチームに入り微生物および感染症検査プロセス全体に渡って自動化を推進していきたいと思っています。」と、マイクロバイオロジー・ラボラトリー・オートメーション副社長(元KIESTRA Lab Atomation社のCEO)、ジェッツ・ボトマは述べています。「これからはBDとともに、マイクロバイオロジー・インフォマティックス(微生物情報科学)、機器および消耗品を統合した最も効率的なワークフローの実現を目指して、世界の市場にアクセスしていきたいと考えます。」