日本BD、福島工場で製造するプレフィルシリンジを用いて工場の全社員にインフルエンザ予防接種を実施

2020/11/11
※プレスリリースは発表時のものを掲示しております。発表後、内容に変更がある場合がありますのでご注意ください。


日本BD(本社:東京都港区、代表取締役社長:阿知波達雄)は工場で働く全社員を対象に、毎年インフルエンザの予防接種を行っていますが、今年はBD 福島工場で製造するプレフィル用シリンジを用いたインフルエンザワクチンの予防接種を実施しました。本年、2回目となる本日は約80名の社員が接種を受け、日頃、自分たちが製造に携わる製品が、このような形で世の中の人々の健康に役立てられていることを肌で感じる機会となりました。

福島市西工業団地にある日本BDの福島工場では、世界で広く使用されているガラス製のプレフィル用シリンジを製造しています。予め薬剤が充填してあるプレフィルドシリンジ製剤には製剤名や容量などが注射筒に記載されているため、接種の際の取り違いや誤投与を防ぐほか、接種する際の調製時間を短縮するなど、様々な利点があります。また、ガラス製のシリンジはアンプルやバイアルのように薬剤を安定的に保管する容器の役割も果たすため、ワクチンや抗体医薬などの生物学的製剤に多く使用されています。

BD福島工場で実施されたインフルエンザワクチンの接種では、ソーシャルディスタンスを保って待機列に並んだ社員に予めワクチンが充填されているプレフィルドシリンジを用いて、30分間で約80名の接種が完了しました。インフルエンザの予防接種は特に10月から12月に集中して多くの人々が接種を受けるため、効率的に接種していくことが重要となります。このような需要から、インフルエンザワクチンは世界でも最もプレフィル化が進んでおり、欧州や韓国ではほぼ全てがプレフィル化されています。日本ではまだ5%程度ですが、これから需要が増えていくものと考えます。

日本市場の高い品質要求に応えてきたBD 福島工場は、「明日の医療を、あらゆる人々に」という理念のもと、今後の世界の医薬品市場に貢献する工場として、引き続き成長を続けてまいります。

(左)当日の接種風景  (右)プレフィル用シリンジ 検品作業