薬局ロボット含む、全「BD Rowa™ ソリューション」が駅ナカ薬局に初導入　
OTCはデジタルショップディスプレイで選択、処方薬は帰宅時にピックアップ

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日本BD（本社：東京都港区、代表取締役社長：阿知波達雄）は、この度、同社が提供する「BD Rowa™ ソリューション」が、駅ナカ薬局に初導入されたことをお知らせします。

新しく開設される次世代薬局は北部九州エリア中心に調剤薬局86店舗、ドラッグストア53店舗（2021年6月時点）を運営する株式会社新生堂薬局の薬局ロボット導入の3件目となる地下鉄博多駅改札前の「地下鉄筑紫口改札前店」です。同薬局には、自動で薬の入庫と払出しを行う薬局ロボット「BD　Rowa™ Vmax」と市販薬をデジタルサイネージで表示する「BD Rowa™ Vmotion　デジタル・シェルフ」及び患者さんがQRコードで処方薬を受け取ることを可能とする「BD　Rowa™ ピックアップターミナル」が導入されます。

BD Rowa™ ソリューションの導入により、駅ナカの利便性を活用するとともに、スペースが限られるという課題を解消。これまでにない薬局が誕生しました。同店舗に設置されたBD Rowa™ Vmaxには、処方薬から市販薬、（服薬指導後の）準備されたお薬のセットまで、一括で保管でき、限られた店舗サイズにシンプルでスタイリッシュな薬局スタイルを演出しつつ、幅広い品ぞろえが可能となります。市販薬はお客様が「BD Rowa™ Vmotionデジタル・シェルフ」のデジタルサイネージを直接操作し、同じ薬効の薬を比較したり、説明を読んで選ぶこともできます。（払出された市販薬は薬局カウンターで会計時に適宜服薬相談を受けます。）

また、コロナ禍において、できるだけ店舗での滞在時間を短くすることが求められますが、待ち時間が長くなりがちな処方薬についても、処方箋を提出して服薬指導を受けたら、薬は仕事や買い物の後に店舗のピックアップターミナルでQRコードをかざして受け取ることが可能となります。

株式会社新生堂薬局の代表取締役社長、水田怜氏は、「新生堂薬局はお客さまのご自宅周辺とビジネス街の両方に立地し、全店舗で薬歴を共有することで、患者様の生活導線上のあらゆる店舗で安心してお薬を受け取ることができるように店舗展開しています。今回、博多駅周辺で働く忙しいビジネスパーソンの方々に、待ち時間などの負担を軽減して、スムーズにお薬を受け取ることができるような薬局を出店したいと思い、地下鉄筑紫口改札前店を開設しました。」と話しています。

BDは世界47カ国で採用され信頼されているBD Rowa™　ソリューションの提供により、薬局と患者さんの利便性の向上に寄与し、明日の医療をあらゆる人々にお届けいたします。

自動入庫払出システム「BD Rowa™ Vmax」は医療用医薬品から一般医薬品、準備されたお薬のセットまでを集中管理し、指示された薬剤を効率的にピッキングして払い出す薬局ロボットです。取り扱う在庫を一手に担い、コンパクトな駅ナカ店舗でも多くの在庫の保有が可能となります。
新生堂薬局 地下鉄筑紫口改札前店に導入されたシステム（幅1.6、高さ2.5、長さ4.6m）には処方薬1100種類、市販薬他140種類、準備されたお薬のセット10患者／日分、最大合計5000箱が保管される見込みです。

市販薬などのパッケージや添付文書情報がデジタルサイネージに表示される「BD Rowa™ Vmotion デジタル・シェルフ」で、お客様は製品の情報を確認しながら画面で選択するだけでBD Rowa™ Vmaxに保管されている商品が手元に払い出されます。混雑する店内で陳列棚から商品を探す必要がありません。

「BD Rowa™ ピックアップターミナル」は、病院でいただいた処方箋に基づく医療用医薬品をいつでも非対面で受け取れることができる装置です。
患者さんは薬剤師から服薬指導を受けた後に発行されるQRコードをピックアップターミナルにかざすことで、都合の良いタイミングで処方薬を受け取れます。朝の通勤通学時に服薬指導を受け、帰宅時に処方された薬を入店せずにピックアップすることも可能です。


新生堂薬局 地下鉄筑紫口改札前店
福岡市博多区博多駅中央街　地下鉄博多駅筑紫口構内
開局時間：月～土／8:00～19:00（日祝日休み）
コンセプト：最新のテクノロジーを活用した、待ち時間のない薬局

自動入庫払出システム（BD Rowa Vmax™ システム）にて薬局で取り扱う在庫（医療医薬品、一般用医薬品類）の大部分の在庫管理を一手に担います。薬剤師や薬局にお勤めの方々を支援し、入庫、ピッキング、在庫管理、陳列、有効期限管理等の業務から、より付加価値の高い業務へのタスクシフティングに貢献します。また、「BD Rowa™ ピックアップターミナル」、「BD Rowa Vmotion™ デジタル・シェルフ」 と接続することで薬局全体の価値を高め、現場の方々の支援ばかりでなく、患者さんの利便性も向上します。
経済産業省等が共催する第9回ロボット大賞では優秀賞を受賞。日本の調剤薬局に特有のワークフローを解析し、店舗の薬剤師とシステムの共同作業としてソリューションに落とし込んでおり独自性があること、また、イノベーションが従来起こりづらかった分野での提案であることが評価されました。