針刺し(needlestick)およびその他の鋭利器材に関連した損傷による血液媒介病原体への職業曝露は重大な問題であるが、それらは防止できることも少なくない。米国疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Preventions:CDC)の推計によると、毎年、病院の医療従事者の間では、針刺しおよびその他の鋭利器材損傷が385,000件発生する(1)。
その他の医療を提供する現場、たとえばナーシング・ホーム、診療所、救急医療を提供する場、および個人の住宅でもこれに似た損傷が発生している。主として鋭利器材損傷(sharps injuries)は、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、およびHIVへの職業上の感染に関連しているが、その他20 以上の病原体の感染にも関与する。
【あなたが実行する際にこのワークブックより得られる主な支援事項】
● あなたの施設における鋭利器材損傷の防止計画を査定します
● あなたの施設における防止計画の作成と活動の実行について文書化します
● あなたの施設の防止のための介入の効果を評価します