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第9回日本感染管理ネットワーク学術集会 共催セミナー3(SS03)

開催地 Web開催
会場 Web開催
開催日時 2021年05月14-06月13日
備考 本セミナーはオンデマンド配信となります。ご視聴には学会への参加登録が必要です。

共催:第9回日本感染管理ネットワーク学術集会
   日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

コロナ禍の中で考える最適な血管アクセス

演者:ジョン・ベル 先生 (MSN, RN, VA-BC)
Association for Vascular Access(AVA: 静脈血管アクセス学会)

講演概要:
新型コロナウイルスのパンデミックにより医療施設では様々なチャレンジがあります。これまで実施してきた予防対策に更に注意を払い、ベッド管理を行いながら重症度の高い患者を受けいれています。輸液治療を要する患者が増えたということは、末梢静脈への穿刺回数が増えたということです。穿刺回数が多いほど合併症のリスクも高まり、患者は何度も穿刺されるため苦痛を伴います。また、処置にあたる医療スタッフの労働負担、血液・体液曝露リスクも考慮しなければなりません。PPEの整備、静脈穿刺が発生するたびにかかる材料コストも増加します。これらパンデミックによる変化は医療従事者に大きなストレスを与えているのです。
従来末梢静脈カテーテル留置に失敗したら、当然のように入れ替えのため新たな穿刺をしていました。しかしコロナ禍の中にあり医療スタッフのストレス、医療システムへの過度な負担がかかっている今、我々は何が非効率であるかを認識し、効率化を図る必要があります。末梢静脈カテーテルの初回穿刺成功、最適な血管アクセス管理を目指していかなければならないのです。