尿管ステントについて

腎臓では血液中の老廃物を除去して尿をつくります。尿は尿管を通って膀胱に溜まり尿道を通じて体の外に排出されます。 「尿管」とは腎臓と膀胱をつないでいる通り道のことです。

「尿管」は周囲の病気や、むくみ、結石片のつまりなどにより、ふさがることがあります。「尿管」がふさがってしまうと、腎臓で作られた尿が流れなくなり、腎臓が腫れたり、腰のあたりに痛みが生じたりします。

「尿管」がふさがらないようにするために、「尿管」に入れる細い管のことを「尿管ステント」と呼びます。「尿管ステント」を入れると、「尿管ステント」の中や外を尿が流れるため、症状が改善されます。ただし、「尿管ステント」は一時的に使用されるもので、最終的には医師により「尿管ステント」を取り除く必要があります。

尿管ステントを留置される方へ
監修:松崎純一 先生(特定医療法人財団慈啓会大口東総合病院 泌尿器科 科長)