Q どのような組織・体制で取り組まれていますか?
当院では、感染症対策委員会を設置し、その下に「MRSA班」「B型・C型肝炎班」「結核班」「ICT班」「AIDS班」の5つの班を結成しています。委員会は特別委員である院長・看護局長・薬局長・事務局長と各班のメンバーの総勢30数人で構成されます。各班のメンバーは医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務の6〜9名からなり、各班間の横断的かつ多職種の連携によるチーム医療を実践しています。
Q 5班体制を構築した理由を教えてください。
班体制は「MRSA班」「B型・C型肝炎班」「結核班」の設置からスタートしました。その後、「ICT班」を設置し、さらに行政が推進する拠点病院制に基づき、当院が県内のエイズ拠点病院として位置付けられたことに伴い、「AIDS班」を新設しました。現在の5班体制になったのは約5年前です。感染症対策には、個別の問題も多く、リアルタイムに対応できる体制づくりが求められます。そういう意味で、感染症対策委員会のメンバー全員を頻繁に集めることは難しいですから、少人数で構成される班体制はもっとも動きやすいスタイルだと考えたわけです。今後の課題としては、SARSや高病原性鳥インフルエンザH5N1型、災害医療、特に細菌兵器や天然痘によるテロ災害(化学災害の中のひとつの分野としてテロ災害がある)などが発生した場合、どのように臨機応変に対応するかということです。