ブロスは全量(約2.3ml)分注する。 菌液が濃すぎた場合、
a. 新しいブロスを使って、マックファーランド(ご使用試薬の添付文書でご確認下さい)のと同等の菌液を調製します。
b. 別途菌液調製をするために、さらにコロニーが入手できない場合は、無菌操作法を用いて、0.85%滅菌食塩水、または菌液の最少必要量(1.0mLを超えない)を加えることによって、菌液を希釈し、マックファーランド(ご使用試薬の添付文書でご確認下さい)と同等な濁度まで下げます。試験管に加えられた超過分を、滅菌ピペットで取り除き、菌液の最終量が試験管中の元の量(2.3±0.15mL)とおよそ同等になるようにします。菌液を多いままにしておくと、ベースの黒い部分に菌液が溢れ、パネルを使用することができなくなります。
非CO2 フラン器内で湿度を与え,好気的に培養する。 CO2 培養や嫌気培養をすると誤同定になります。フラン器内の湿度が低いとウェルに気泡が入りやすくなり、読み取りの際色が見にくくなります。湿度を与えるためには、とくに厳格な規定はありませんが、次のような方法が考えられます。 A. キットに入っているビニール袋の中に十分にぬらしたペーパータオルを敷き、その上にパネルの入った培養トレイを入れ,ビニール袋の口を縛り、この状態でフラン器に入れ、培養する。