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血液培養における皮膚の消毒方法

皮膚消毒の徹底は、血液培養のコンタミネーション(皮膚常在菌の混入)防止のため、非常に重要です
図1 フリップキャップをはずす。

フリップキャップをはずす。
図2 アルコールでゴム栓部分を消毒する。

アルコールでゴム栓部分を消毒する。
(ゴム栓の表面は無菌状態ではないため)
図3 採血部位をアルコール綿で広範囲に消毒する

採血部位をアルコール綿で広範囲に消毒する。
*皮脂や汚れを取り除き、消毒効果を向上させる。
図4 0.5%以上のクロルヘキシジンアルコールまたは10%ポビドンヨードまたは1~2%ヨードチンキを塗布する。

0.5%以上のクロルヘキシジンアルコールまたは10%ポビドンヨードを塗布する。作用時間を十分に保つこと。
(クロルヘキシジンアルコール:30秒、ポビドンヨード:2分)

図5 採血を行う。

採血を行う。 原則的に異なる2箇所から1セットずつ採血する。
図6 ボトルに適量の血液を注入する

ボトルに適量の血液を注入する。
*接種する血液量(最適量)
 好気用・嫌気用レズンボトル:
       3~10mL(8~10mL)
 小児用ボトル:0.5~5mL(1~3mL)
 真菌・抗酸菌用ボトル:1~5mL
図7 凝固防止のため、静かに転倒混和し、速やかに検査室へ提出する。

凝固防止のため、静かに転倒混和し、速やかに検査室へ提出する。