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琉球大学病院 様

基本情報
病床数: 600床 (結核病床 4床、感染症 6床含む)
検査・輸血部: 臨床検査技師数 31名(うち微生物検査 5名)
ISO 15189取得

導入製品情報
BD キエストラ™ イノキュラ+™
全自動塗布装置
本体寸法(W×D×H): 4434mm × 948mm × 2000mm
オプション:グラム染色スライド作成モジュール
処理検体種:尿・呼吸器など

微生物検査 × 自動化で感染管理・感染症診療に貢献


琉球大学大学院 感染症・呼吸器・消化器内科
(第一内科)教授 藤田 次郎 先生
感染管理と安全管理は病院の基盤

 病院経営の基盤は、感染管理と安全管理です。感染管理が破綻したら、外来が縮小したり、病棟が閉鎖されることもありえます。
 感染症専門医や細菌検査技師により適切な検査を行うことで、耐性菌への対策および抗菌薬の適正使用を進めることができます。感染対策を確実に行うことで、患者さんも外科医も安心して手術が受けられる・手術ができるということです。結果として患者さんの合併症を防ぎ回復が早まり、ベッドの回転も高まることから、病院の収益にもつながります。目先の利益ではなく、病院全体の診療レベルの向上という視点に立って感染対策を行うことが重要です。

予期せぬ事態にも対応できる強固な検査体制の構築


琉球大学大学院 輸血・検査部
技師長 山内 恵 先生
自動機器に任せること、人がエネルギーと時間を注ぐことを見極める

 昨年から新型コロナウイルスの感染拡大を受けSARS-CoV-2遺伝子検査体制を構築し、検査拡充を進めてきました。このように予期せぬ事態に備え、検査室にはいくらかの「余力」を常にもっておく必要があると痛感しました。微生物検査室では本システムに任せて、得られた余力をSARS-CoV-2 を含め他の検査業務に集中することができています。

検体の処理待ち時間を短縮


琉球大学大学院 輸血・検査部
主任 上地 幸平 先生
培養開始までの時間が1時間短縮

 BD キエストラ™ イノキュラ+™ 運用前、検体が多い日は昼と夕方に2~3人でまとめて塗布作業を行っていましたが、運用後は1~2人で実施できるようになり大きなメリットです。加えて検体の処理待ち時間も短縮され、 培養開始が導入前と比べ1時間早くなりました。これにより翌日の釣菌作業時に、適切な大きさのコロニーが得られ、その日のうちに同定・薬剤感受性検査に進める検体が増えたと感じています。


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