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検査に使用できる検体の種類は?
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糞便検体および直腸スワブ検体を用います。それら以外の検体での検査は行えません。
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検査に使用する便の量はどのくらいですか? また便の採取方法を教えてください。
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検査には水様便、固形便、直腸スワブが使用できます。
- 水様便の場合、検査に必要な便の量は100μL です。
付属の綿棒に水様便を染み込ませます。綿棒に水様便を染み込ませた場合、およそ100〜160mg検体が採取できます。
- 固形便の場合、検査に必要な便の量は30〜50mgです。
付属の綿棒を使用して、5〜6mmの小片を採取してください。
- 直腸スワブの場合は、検査に必要な便の量は100μL です。
付属の綿棒を使用して、患者肛門に綿球部が隠れる程度、軽く回しながら綿棒を挿入し、糞便を採取します。付属の綿棒を使用した場合およそ100〜160mg採取できます。
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検体採取時期によってウイルス量は異なりますか?
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検体は発症後できるだけ早く採取することをお勧めします。症状が現れてから1週間後にはウイルス粒子が減少し始めることをご留意ください。
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付属の抽出試薬以外で検体調製をすることができますか?
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付属の抽出試薬は、抗原を溶出し、イムノクロマトグラフィーにおいて抗原成分、抗体成分を運搬するクロマト展開剤の役割を果たすと同時に、蛋白質などが展開層に非特異的に吸着するのを防止します。
『BD Rota/Adeno エグザマン スティック』の抽出試薬は、最高の感度と特異性を発揮できるよう特別に調製された試薬です。抽出試薬を使用せずに水や生理食塩水など他の液を使用した場合、正しい結果が得られないことがありますので、必ず付属の抽出試薬を使用し、添付文書の記載に従って正しく検査を行ってください。
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検体の保存方法は?
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検体採取後、すぐに測定できない場合は冷蔵庫(2〜8℃)で保存してください。また、やむを得ず24時間以上保存の必要がある場合は凍結保存してください。保存検体を使用する際は、室内温度に戻し、検体を均一にしてから検査に用いてください。
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