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第36回日本環境感染学会総会・学術集会 ランチョンセミナー25

開催地 愛知県
会場 第13会場(名古屋国際会議場 2号館3階 会議室232+233)/ WEB開催
開催日時 2021年9月20日(月・祝) 12:00 ~ 12:50【現地会場/ライブ配信】
2021年10月1日 ~ 10月31日【オンデマンド配信】
備考 本セミナーを現地参加またはWeb視聴いただくためには、事前に学会参加登録が必要となります。
詳細は第36回日本環境感染学会総会・学術集会ホームページをご確認ください。

【現地参加】整理券制となります。当日、整理券配布場所にお越しください。
      配布日時:9月20日(月・祝)7:30~11:30
      (お一人様1枚、先着順となります)
      配布場所:名古屋国際会議場1号館1Fアトリウム
【WEB参加】ライブ・オンデマンド視聴用IDとPWでご視聴ください。

共催:第36回日本環境感染学会総会・学術集会
   日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

COVID-19および耐性菌対策として考える陰部洗浄方法の見直し(陰部清拭用ワイプを導入して)

座長:大友 陽子 先生 国際医療福祉大学成田病院 感染制御部
演者:三浦 美穂 先生 久留米大学病院 感染制御部

当院は2016年に高度救命救急センター(以下、救命)においてCarbapenem-Resistant Enterobacteriaceae:CREのアウトブレイクを経験した。その後は、手指衛生と環境清掃の強化、排水口消毒、CRE対応従事者の固定化など、考えられる範囲での対策を実施しているが、それでも断続的に新規CREが検出されている。その要因の一つとして、陰部洗浄ボトルを使用したオムツ交換による環境汚染が考えられた。その背景として、CREが腸内細菌科細菌であり排泄に係わる処置やケアによる環境への伝播の可能性があること、陰部洗浄に使用した器材などを汚物処理室で洗浄しており、その排水口からCREが検出されていることが挙げられる。
そのため、救命内でオムツ交換時の陰部洗浄の改善を検討している中、2020年4月に救命で新型コロナウイルス感染症(CIVID-19)患者を受け入れることになった。CIVID-19部屋では陰部洗浄ボトルを病室に持ち込まないことを原則としたため、その代用として陰部清拭用ワイプシート(以下、ワイプ)を用いた方法を選択した。使用後の現場の意見としては「清拭だけなのでケアの時間が短縮された」「陰部洗浄ボトルの管理をしなくていいから楽」「水を用いた洗浄の代用になるのか疑問」など様々な意見がでた。また、清拭ワイプでは肌荒れしないことも重要であるため、皮膚トラブルの有無も確認したがびらんなどの発生は認めなかった。
 この経緯を踏まえ、褥瘡専従看護師等にアドバイスを仰ぎ、ワイプ使用に際して当院独自の患者選択アルゴリズムを作製し、ワイプ使用が可能な患者が分かるように配慮した。その上で、費用対効果を鑑みてワイプ導入に踏み切った。導入までの工夫と使用状況、その評価方法などを紹介する。


Key word
耐性菌対策
陰部洗浄ボトル廃止
ワイプ使用のアルゴリズム
洗浄概念のパラダイムシフト