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滅菌操作の実行:シースタンクの洗浄

< シースタンクの除菌操作>
滅菌PBSなどのFACSFlow以外の溶液を用いる場合には、シースタンクを70% エタノールにて洗浄した後に使用します。タンク除菌後、滅菌蒸留水で数回洗い滅菌PBSを入れます。

<滅菌PBSを用いる場合に必要なもの>

  • 70% エタノール 約3L:シースタンクの洗浄に使用
  • 滅菌蒸留水 約3L:シースタンクの洗浄に使用
  • 滅菌PBS 約10L:アジ化ナトリウムを含まない溶液を調製またはFACSFlow

※ アジ化ナトリウムは、ノズルなど金属パーツを劣化させる可能性があります。

  1. Streamをオフにし、ベントバルブよりシースタンクの圧を抜きます。
  2. シースライン、エアコネクタ、センサープラグをはずし、シースタンクを空にします。タンク内外の汚れ等を十分に洗浄します。
    各タンク
  3. 洗浄後、70% エタノールを3L入れて蓋を閉め、タンク内にエタノールが行き渡るように攪拌します。
  4. コネクタ付きシリンジを、シースコネクタ上部に取り付け、シリンジを引きます。(タンク内、シースラインもエタノールで満たされます)
    コネクタ付きシリンジを引く
  5. この状態で、30分間静置し、タンク内部を滅菌します。
  6. 30分後、タンク蓋を開け、エタノールを捨てます。
  7. 内部を滅菌蒸留水を用いて、2度共洗いを行い、タンク内部よりエタノールを流しだします。
  8. タンクに、FACSFlowもしくは滅菌PBSを必要量(3L以上)入れ、蓋をします。