3. 院内感染について パートI

監修:金光敬二先生(福島県立医科大学 感染制御医学講座 教授)
イラスト:手を洗う女性
易感染性の人である患者さんをかかえる多くの病院では、関係者の集まりである感染対策委員会を設けて、院内感染を防ごうとしています。

そこでは先ず、感染を防ぐための方法や、万が一感染が起こった場合の対応について書き記した “院内感染対策マニュアル” を定めて、常に感染は起こりうると言う認識を、関係者が持ち続けるように努めると共に、手洗いの環境(石けんとペーパータオル)を整え、消毒薬を配置して徹底した手洗い*10(一番有効です)などを行うよう努めている訳です。





また、不幸にして感染が起こった場合には、院内での感染の拡大を防ぐよう感染者を個々に、または特定の部屋に集めるなどする、徹底した、そして最大限の対策を講じようと、日々対応に腐心をしています。 このような努力を無にしないために、私たちも、指示に従って患者さんに接しなければなりません。

私たちにできること・・・

患者さんに接する前に、石けんで手を洗う。手洗いの後は、手持ちのハンカチやタオルで拭かず、備え付けのペーパータオルか、消毒作用のあるポケットティッシュなどを持参してぬぐう。 また、お花などを持ち込む際は、事前に病院に問い合わせましょう。もちろん、体調の悪いとき、そしてカゼ気味の時は、お見舞いを控えることは言うにおよびません。

手を洗うとか、カゼをひいていたらお見舞いに行かないとか、極めて常識的なことを実行するだけで、私たちも院内感染の防止に貢献できます。そして、石けんを必ず使用する手洗いを慣行することは、外からの病原体を、家の中に持ち込むことを防ぐことにもつながる訳です。

お見舞いのエチケット

1.面会前には手洗いを! 2.お花や鉢植えの植物などをお見舞いに持っていくときは、事前に病院に確認するとよいでしょう。
3.体調の悪いときはお見舞いをひかえましょう。4. 病院内のものに触ったりおしゃべりはひかえましょう。