フローセルのクリーニング
フローセルはレーザーが照射されるポイントです。シース液や細胞あるいは色素など、様々な要因でレーザーヒットポイントが汚れていると測定データに影響が出ますので予めクリーニングします。
また、測定感度の低下やCheck Performanceにおいて、一部の検出器の感度の低下、CVの増加あった場合にも、フローセルの洗浄を行ないます。
- フローセルからノズルを取り外し、小児用綿棒を挿入します。
*ノズルを装着したまま洗浄作業を行うと、ノズルのO-ringがはずれてしまうおそれがあります。
- Cytometer メニューのCleaning Modesより、Clean Flow Cellを選択すると下記のメッセージが表示されます。
- 50% Contrad溶液が3mLの入ったチューブをLoading Portに設置し、OKをクリックします。チューブがLoadされます。
- 作業終了のメッセージが表示されます。この状態で、1分間静置します。(精度管理でFailした場合は10分間静置)
*15分間以上静置しないようにしてください。長時間静置すること
により、機器測定に不具合が生じる場合があります。
- 1分間静置後、小児用綿棒を取り外します。
- BreakoffウインドウからストリームをONにします。
Contrad溶液およびノズル口径より大きい汚れを洗い出されます。
- 引き続き、 CytometerメニューのCleaning ModeよりSample LineBackflushを選択します。
Startを選択し、サンプルラインの洗浄液を洗い流します。
30秒後、Stopを選択、Cancelで作業を終了します。*サンプルラインに洗浄液が残っているとサンプルに影響が出ますので必ずBackflushをおこなってください。
- StreamをOffにし、綿棒を用いてノズルレバー及びノズル挿入口、ソートブロック内部、ディフレクションプレート接合部、カメラウインドウのクリーニングを行います。