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ディフレクションプレート(偏向板)のクリーニング

※必ず、ディフレクションプレートの電圧を切っていることを確認してください。

<ディフレクションプレートのクリーニング>

ディフレクションプレートはソーティングを行う際に、高電圧(4500 volts 前後)を掛けて、電荷を帯びた液滴(目的細胞が入っている)を引き寄せるための部位です。

そのため、ディフレクションプレートは常に乾燥した状態で使用することが必要となります。ディフレクションプレート周辺は、測定中にノズルで詰まりが発生した場合、フローセルの洗浄やシャットダウンなどの操作においても濡れる可能性があります。

  1. 始めに、ディフレクションプレートの電圧が切れていること(OFF)を確認します。
    ディフレクションプレートの電圧
  2. ソートブロックを開け、ディフレクションプレートRemoverを用いて、Plateを手前に引き出し、本体より取り外します。
    ディフレクションプレートRemoverとプレート
  3. ディフレクションプレートが濡れている場合もしくは塩析がある場合には、蒸留水で表面を洗浄して十分に乾燥します。

    ディフレクションプレートの本体接続部も濡れている場合には、キムワイプ等で完全にふき取ります。

  4. クリーニング後、ディフレクションプレートを取り付けます。

    ディフレクションプレートが濡れている状態でソーティングを実施することにより、機器基盤に漏電する可能性があります。ディフレクションプレートは必ず、乾燥した状態で使用します。