BD FACSAria™ II & III セルソーター 操作マニュアル - Section2 スタートアップ・シャットダウンと精度管理 -
＜Sort Setup＞
ノズルとSort Setupは、ソーティング時に使用する細胞の大きさと状態、ソーティングスピードにより適切に選択する必要があります。
70 microｎモード：70μmノズル、87kHz、70psiの設定となり、一般的に圧力に強い一般的な血球細胞のソーティング時に使用します。70 micronモードでは、87,000滴/秒の液滴を形成しており、最も高速でのソーティングが可能となります。
85 micronモード：85μmノズル、47kHz、45psiの設定となり、加圧の影響を受けやすい活性化細胞や付着系の細胞に適している高速ソートの設定です。また、解析を目的とする場合には、70 micronモードより流速が下がるため検出感度が若干上昇します。
100 micronモード：100μmノズル、30kHz、20psiの設定となり、大型の細胞やACDUを使用する際に使用するソートモードです。100 micronモードは、圧力に弱い細胞にも適用することが可能です。
130 micron:モード：130μmノズル（オプション）、12kHz、10psiの設定となり、特に大型の細胞をソーティングするモードです。130 micronモードは、圧力に弱い細胞にも適用することが可能です。